格安SIMへの乗り換えで通信費を下げる方法

毎月のスマホ代を見て「もう少し安くならないかな」と思ったことはありませんか。僕も以前は大手の通信会社をなんとなく使い続けていて、毎月の支払い明細をきちんと見ることもありませんでした。でも固定費の見直しを始めたとき、いちばん効果が大きかったのが通信費だったんです。一度手続きをすれば、その後は何もしなくても毎月の負担が軽くなる。これが格安SIMへの乗り換えの魅力です。この記事では、格安SIMとは何か、なぜ安いのか、乗り換えの手順、そして注意点まで、初心者の目線でかみくだいて説明していきます。

目次

格安SIMとは何か

「SIM(シム)」とは、スマホに入っている小さなカードのことです。このカードに契約者の情報が記録されていて、電話やインターネットが使えるようになっています。普段はスマホの中に入っているので見る機会は少ないですが、この小さなカードが「あなたの回線契約」そのものだと考えてください。

「格安SIM」とは、その名のとおり大手の通信会社よりも安い料金で使えるSIMのことです。提供しているのは、大手とは別の通信事業者です。こうした事業者は専門用語で「MVNO(エムブイエヌオー)」と呼ばれます。少し難しい言葉ですが、意味は次の見出しで説明する「設備を借りて運営している会社」ということです。料金プランは事業者ごとにさまざまですが、共通しているのは大手より月額料金を抑えやすいという点です。

なぜ大手より安いのか

「安い」と聞くと、品質が悪いのではないかと不安になる人もいるかもしれません。でも、格安SIMが安いのにはきちんとした理由があります。それは、自前で大規模な通信設備を持たず、大手通信会社の設備を借りて運営しているからです。

スマホがつながるためには、全国に電波を飛ばすための基地局やアンテナといった設備が必要です。これらを一から建てて維持するには、とても大きな費用がかかります。大手通信会社はこの設備を持っていますが、格安SIM事業者はその設備の一部を料金を払って借りています。設備投資の費用を自分で抱えなくてよいぶん、その分を料金の安さとして利用者に還元できる、という仕組みです。

また、格安SIM事業者は店舗をあまり持たず、申し込みや手続きをインターネット中心にしていることも多いです。店舗の家賃や人件費を抑えられるぶん、これも料金の安さにつながっています。つまり「安かろう悪かろう」ではなく、コストのかけ方を工夫した結果として安くなっている、と理解しておくと安心です。

格安SIMのメリット

格安SIMのいちばんのメリットは、やはり月額料金を抑えやすいことです。使うデータ容量にもよりますが、大手で契約しているプランから乗り換えることで、毎月の通信費が大きく下がるケースは少なくありません。通信費は毎月かかり続ける固定費なので、一度下げられればその効果がずっと続きます。これは家計にとって大きな意味があります。

もうひとつのメリットは、自分の使い方に合ったプランを選びやすいことです。格安SIM事業者は、データ容量が少なめの安いプランから、たっぷり使える大容量プランまで、細かく分かれたプランを用意していることが多いです。「自分はそんなにデータを使わないのに、大きなプランを契約していた」という人ほど、乗り換えで無駄を減らせる可能性があります。

固定費を見直すという視点は、通信費だけにとどまりません。あわせて固定費の見直しの記事も読むと、家計全体でどこを削れるかが見えてきます。

格安SIMのデメリットと注意点

メリットばかりではなく、デメリットも正直に知っておくことが大切です。まず挙げられるのが通信速度です。格安SIMは大手の設備を借りているため、平日のお昼どきや夕方など、多くの人が一斉に使う時間帯には通信速度が遅くなりやすい傾向があります。動画を快適に見たい、待ち時間なくサクサク使いたいという人は、この点を知っておく必要があります。

次にサポート体制です。格安SIM事業者は店舗が少なく、手続きや問い合わせがインターネットや電話中心になることが多いです。「困ったときに対面で相談したい」という人にとっては、不便に感じることがあるかもしれません。自分でインターネットを使って調べたり手続きをしたりするのが苦にならない人のほうが、格安SIMとは相性がよいといえます。

このほか、事業者によってはキャリアメール(大手通信会社が提供するメールアドレス)が使えなくなる、初期設定を自分でおこなう必要がある、といった点もあります。乗り換える前に、自分にとって困ることがないかを一度確認しておきましょう。

乗り換えの流れとMNPの手順

「乗り換え」と聞くと手続きが難しそうに思えるかもしれませんが、流れを知っておけばそれほど身構える必要はありません。電話番号を引き継いで乗り換える仕組みを「MNP(エムエヌピー)」といいます。日本語では「番号持ち運び」のような意味で、今使っている電話番号をそのまま新しい事業者でも使い続けられる制度です。

大まかな流れは次のようになります。

  1. 今契約している通信会社で「MNP予約番号」というものを発行してもらう
  2. 乗り換え先の格安SIM事業者を選び、そのMNP予約番号を使って申し込む
  3. 新しいSIMカードが届いたら、案内にしたがって回線の切り替え手続きをおこなう
  4. スマホ側でインターネット接続の初期設定(APN設定と呼ばれます)をする

「APN設定」とは、スマホがインターネットにつながるための設定のことです。難しそうに聞こえますが、事業者から届く説明書や公式サイトの手順どおりに進めれば、数分で終わることがほとんどです。最近は申し込みがスマホ一台で完結する事業者も増えていて、以前より乗り換えのハードルは下がっています。乗り換えの前後で電話番号が変わらないので、家族や友人に連絡先を伝え直す必要もありません。

向いている人・注意したい人

格安SIMが向いているのは、毎月のスマホ代を下げたい人、自宅や職場でWi-Fiを使う時間が長くデータ容量をあまり消費しない人、そして手続きや設定を自分でやることに抵抗がない人です。こうした人は、乗り換えのメリットを受けやすいといえます。

一方で、注意したいのは、お昼や夕方でも常に速い通信速度が必要な人、対面でのサポートを重視する人、大手のキャリアメールをどうしても使い続けたい人です。こうした人は、乗り換えによって不便を感じる可能性があります。自分が通信に何を求めているかを一度整理してみると、判断しやすくなります。

僕自身も最初は「設定が難しそう」と感じてなかなか踏み出せませんでした。でも、自分の使い方を見直してみたら、思っていたよりデータを使っていなかったことに気づいたんです。まずは現状を知ることが、乗り換えを考えるうえでの第一歩になります。

データ容量の選び方

格安SIMで料金を抑えるうえで大事なのが、自分に合ったデータ容量を選ぶことです。データ容量とは、ひと月にインターネットでどれくらいの通信ができるかの目安で、「ギガ」という単位で表されます。容量が大きいプランほど料金は高くなるので、必要以上に大きなプランを選ぶと節約効果が薄れてしまいます。

選び方のコツは、まず今の自分が毎月どれくらいデータを使っているかを知ることです。今使っている通信会社のマイページや、スマホの設定画面から、月ごとのデータ使用量を確認できます。直近の数か月をチェックして、自分の平均的な使用量をつかんでおきましょう。

そのうえで、次のように考えると選びやすくなります。

  • 自宅や職場でWi-Fiを使うことが多く、外ではあまり通信しない人は、小さめの容量でも足りることが多い
  • 外出先で動画やSNSをよく見る人は、中くらいから大きめの容量を選ぶと安心
  • 使う量が月によって変わる人は、容量を翌月に繰り越せるプランや、後から変更しやすい事業者を選ぶとよい

はじめは少なめの容量で契約してみて、足りなければ後から増やす、という考え方でも問題ありません。多くの事業者でプランの変更ができるので、まずは無理のない容量から始めてみるのがおすすめです。通信費を見直したあとは、その浮いたお金を貯金や積立に回す流れもつくれます。先取り貯金のやり方の記事もあわせて参考にしてみてください。

まとめ

格安SIMは、大手の通信設備を借りて運営することでコストを抑え、安い料金を実現しているサービスです。月々の通信費という固定費を下げられるのは大きなメリットですが、お昼どきの通信速度やサポート体制といったデメリットもあります。乗り換えはMNPという制度で電話番号をそのまま引き継げて、手順どおりに進めれば初心者でも対応できます。大切なのは、自分が毎月どれくらいデータを使っているかを知り、それに合った容量を選ぶことです。まずは今のデータ使用量を確認するところから始めてみてください。なお、料金プランやサービス内容は変わることがあるので、申し込みの前には各事業者の公式サイトで最新の情報を必ず確認しましょう。通信費の見直しは、家計を整える第一歩としてとても取り組みやすいテーマです。

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この記事を書いた人

お金の不安をきっかけに、投資と副業の勉強を始めた20代の会社員です。専門家ではなく、読者のみなさんと同じ目線で「はじめの一歩」を踏み出している一人。実際に試したこと・学んだこと・失敗を、できるだけ正直に書いています。

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