家計簿が続かない人のための「ゆる家計管理」

notebook budget

「家計簿、何度も始めたけど続かない」「アプリを入れてはみたけれど、気づけば数日で挫折…」。そんな経験、ありませんか。僕も最初は同じで、立派なノートを買って細かく記録しようとしては、1週間ともたずに投げ出していました。でも、家計簿は「完璧に続けられる人」が偉いわけではありません。大切なのは、自分のお金の流れがざっくりでも見えていること。この記事では、続かない人のための「ゆる家計管理」の考え方を、初心者目線でまとめてみます。

目次

家計簿が続かないのはなぜか

家計簿が続かないのは、あなたのせいではありません。多くの場合、続かない理由は「やり方が自分に合っていない」だけです。

よくある原因をいくつか挙げてみます。

  • 記録する項目が細かすぎる … 食費を「主食」「副菜」「お菓子」などに分けすぎると、入力するだけで疲れます。
  • レシートをためてしまう … 後でまとめて入力しようとすると、量が多くて手がつかなくなります。
  • 1円単位できっちり合わせようとする … 数字が合わないと気持ち悪くて挫折につながります。
  • そもそも目的があいまい … 何のためにつけているのか分からないと、続ける気力が湧きません。

つまり、続かないのは「やる気がない」からではなく、「自分の生活と合わない方法でやっているから」だと言えます。やり方さえ変えれば、続けられる人はもっと増えるはずです。

完璧を目指さない、が大原則

ゆる家計管理のいちばんの大原則は、「完璧を目指さない」ことです。これは妥協ではなく、続けるための戦略です。

家計簿は、つけること自体が目的ではありません。お金の流れを知り、生活をより良くするための「道具」です。100点満点の家計簿を3週間で挫折するより、60点の家計簿を1年続けたほうが、得られる気づきはずっと多くなります。

「数字がぴったり合わない」「数日記録を忘れた」。そんなことがあっても気にしないでください。1か月の合計がだいたい合っていれば十分。むしろ、ゆるくしておくことで、心の負担が減って続けやすくなります。完璧主義は、家計管理の最大の敵です。

まずは「把握する」だけでいい

家計管理を始めるとき、いきなり「節約」や「貯金」を目標にすると、息切れしやすくなります。最初の目標はもっとシンプルでいいんです。「自分のお金が、毎月どこにどれくらい出ているかを、ざっくり知る」。これだけで十分です。

把握するだけで、不思議と無駄な支出は自然と減っていきます。「自分は思ったよりカフェ代を使っていたな」「サブスクが意外と多いな」と気づくだけで、次からの行動が変わります。逆に、何にいくら使っているか分からないままだと、節約しようと思っても何を削ればいいのか判断できません。

最初の1〜2か月は「観察期間」と考えてみてください。我慢して支出を減らそうとせず、いつもどおりに過ごしながら、ただ記録するだけ。これだけで家計管理の土台ができます。

家計簿アプリを上手に活用する

続けるためのいちばんの味方が、家計簿アプリです。スマホで使えるアプリには、家計管理を「ゆるく」続けるのに役立つ機能がそろっています。

たとえば、銀行口座やクレジットカードを連携させると、引き落としや決済が自動的に取り込まれます。レシートをカメラで読み取って入力する機能もあります。手で書き写す手間が大きく減るので、入力のハードルが下がります。

キャッシュレス決済を組み合わせると、さらに記録の手間が省けます。クレジットカードや電子マネーで支払えば、利用明細がそのまま家計簿の代わりになります。使い方の基本はクレジットカード・電子マネーの賢い使い方でも書いているので、合わせて読んでみてください。ただし、便利だからといって使いすぎないようにだけ気をつけたいところです。

アプリを選ぶときは、機能の多さよりも「自分が触っていて苦にならないか」を基準にすると失敗しにくいです。シンプルで操作が分かりやすいものを選びましょう。

固定費と変動費をざっくり分けて管理する

ゆる家計管理では、細かい費目分けはしません。代わりにおすすめしたいのが、「固定費」と「変動費」のふたつに分けるだけの大ざっぱな管理です。

固定費とは、家賃や通信費、保険料、サブスクのように、毎月だいたい決まった金額が出ていく支出のこと。変動費とは、食費や日用品、レジャー費のように、月によって金額が変わる支出のことです。

このふたつに分けると、「どこにメスを入れるべきか」が見えやすくなります。固定費は一度見直せば効果がずっと続くので、節約のインパクトが大きい部分です。具体的な見直しの進め方は固定費の見直しで家計を変える|まず削りたい5項目にまとめているので、参考にしてみてください。

変動費のほうは、「使いすぎていないか」をざっくりチェックする程度で十分です。1円単位で管理しようとせず、月ごとの大まかな合計だけ追いかけるイメージです。

月に1回だけ振り返る習慣をつくる

記録することと同じくらい大事なのが、「振り返り」です。といっても、毎日でも毎週でもありません。月に1回、30分くらいで十分です。

振り返るときに見るのは、シンプルなことだけでかまいません。

  • 今月の収入と支出はどれくらいだったか
  • 固定費と変動費の合計はどれくらいか
  • 「使いすぎたな」と感じる項目はあったか
  • 来月、ちょっとだけ気をつけたいことはあるか

これを月末や給料日など、決まったタイミングでやる習慣にしてみてください。たとえば「毎月最終日の夜にコーヒーを飲みながら振り返る」のように、ちょっとした楽しみと一緒にすると続けやすくなります。

振り返りで大事なのは、自分を責めないことです。「今月は使いすぎた」と気づいたら、それで十分。気づけたこと自体が一歩前進です。罪悪感ではなく、「次に活かそう」という気持ちで続けてほしいと思います。

慣れてきたら「貯める仕組み」もセットに

ゆる家計管理が習慣になってきたら、次のステップとして「貯める仕組み」を取り入れるのもおすすめです。給料が入ったらまず一定額を貯金用の口座に移してしまう、いわゆる先取り貯金です。家計を把握できているからこそ、無理のない金額が分かるはずです。

この考え方は先取り貯金のやり方でも書いているので、よかったら合わせて読んでみてください。家計簿で「現状を把握」し、先取り貯金で「自動的に貯まる流れ」をつくる。このセットができてくると、家計の不安はぐっと小さくなります。

もうひとつ、突発的な出費に備えるための「生活防衛資金」という考え方もあります。詳しくは別の記事で書いていますが、家計管理の延長線上にある大切なテーマなので、頭の片隅に置いておくとよいと思います。

まとめ

家計簿が続かないのは、あなたの意志が弱いからではなく、やり方が合っていなかっただけです。完璧を目指さず、まずは「把握するだけ」を目標に、家計簿アプリを味方につけて、固定費と変動費にざっくり分けて管理する。月に1回だけ振り返る時間を持つ。これだけで、立派なゆる家計管理になります。続けるほどに自分のお金の流れが見えてきて、自然と無駄が減っていきます。僕も最初は何度も挫折しましたが、力を抜いてゆるく続けるようにしたら、ようやく習慣になりました。あなたも今日から、自分に合ったペースで始めてみてください。

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この記事を書いた人

お金の不安をきっかけに、投資と副業の勉強を始めた20代の会社員です。専門家ではなく、読者のみなさんと同じ目線で「はじめの一歩」を踏み出している一人。実際に試したこと・学んだこと・失敗を、できるだけ正直に書いています。

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