「副業を始めてみたいけれど、最初の一歩がどうしても踏み出せない」。そんな人にまず試してほしいのがクラウドソーシングです。僕自身、副業に興味はあっても「いったいどこで仕事を見つければいいの?」というところで止まっていました。クラウドソーシングを知ってからは、その悩みがすっと解消されました。この記事では、クラウドソーシングとは何かという基本から、登録して初めての報酬を受け取るまでの流れを、つまずきやすいポイントもふくめてやさしく解説します。
クラウドソーシングとは
クラウドソーシングとは、インターネット上で「仕事を依頼したい人」と「仕事を受けたい人」をつなぐ仕組みのことです。「クラウド」は群衆、「ソーシング」は調達という意味で、不特定多数の人に仕事を発注できることからこの名前がついています。
大手のクラウドソーシングサイトに登録すると、データ入力や文章作成、デザイン、アンケート回答など、さまざまな仕事の募集を見ることができます。自宅にいながらパソコンやスマホで完結する仕事が多いので、会社員が空いた時間に取り組む副業として相性がよいのが特徴です。難しいスキルがいる案件もありますが、初心者でもできる軽作業の案件もたくさんあります。
登録からプロフィール作成まで
クラウドソーシングを始めるには、まずサイトへの会員登録が必要です。メールアドレスなどを入力すれば登録自体はすぐに完了します。多くのサイトは登録も利用も無料で始められます。
登録が済んだら、次に大切なのがプロフィールの作成です。ここを「とりあえず空欄のまま」にしてしまう人が多いのですが、これはもったいないです。仕事を依頼する側は、応募してきた人のプロフィールを見て「この人にお願いして大丈夫かな」と判断します。プロフィールが空っぽだと、それだけで選ばれにくくなってしまいます。
とはいえ、立派な経歴を書く必要はありません。「どんな仕事ができるか」「どれくらいの時間を確保できるか」「丁寧に対応する姿勢があること」を、自分の言葉で正直に書けば十分です。実績がまだなくても、誠実さが伝わる文章なら、依頼者は安心して任せやすくなります。
案件探しから応募まで
プロフィールができたら、いよいよ案件探しです。サイト内で仕事のジャンルや報酬額で絞り込みができるので、まずは自分にできそうな仕事を探してみましょう。初心者のうちは「初心者歓迎」「未経験OK」と書かれた案件から見ていくのがおすすめです。
気になる案件が見つかったら応募します。応募の際には、簡単なメッセージを添えるのが基本です。ここでも、ていねいなあいさつと「しっかり取り組みます」という姿勢を伝えることが大切です。テンプレートのような味気ない文章よりも、案件の内容に少し触れた一言があるほうが、依頼者の印象に残りやすくなります。最初は採用されないこともありますが、めげずに応募を続けてみてください。
納品から報酬受け取りまでの流れ
無事に案件を受注できたら、依頼内容にそって作業を進めます。分からないことがあれば、自己判断で進めず、依頼者に質問しましょう。早めの確認は、後で大きなやり直しを防ぐことにつながります。
作業が終わったら成果物を納品します。納期は必ず守りましょう。納期を守ることは、スキル以上に信頼を左右する大事な要素です。納品後、依頼者が内容を確認して問題なければ取引完了となり、報酬が支払われます。
クラウドソーシングの多くは、報酬がいったんサイトに「仮払い」される仕組みになっています。これは、作業をしたのに報酬が支払われない、というトラブルを防ぐためのものです。受け取った報酬は、自分の銀行口座に出金申請をすることで引き出せます。流れを整理すると、登録→プロフィール作成→案件探し→応募→受注→納品→報酬受け取り、となります。
初心者向けの案件タイプと最初の実績の作り方
初心者がまず取り組みやすいのは、特別なスキルがいらない案件です。たとえば、データ入力、アンケート回答、簡単な文章作成、画像の仕分けといった軽作業があります。「タスク形式」と呼ばれる、応募のやりとりなしですぐに作業できる案件もあり、最初の練習に向いています。
クラウドソーシングでは「実績」がとても重要です。実績とは、これまでにどれだけの仕事を完了し、どんな評価を得たかという記録のこと。実績があるほど、依頼者から信頼されて次の仕事につながりやすくなります。逆に言うと、実績ゼロの状態が最初の壁になります。
その壁を越えるコツは、最初は報酬の大きさよりも「完了させて評価をもらうこと」を優先することです。小さな案件でもひとつずつ確実にこなして良い評価を積み重ねれば、それが実績となり、少しずつ条件のよい仕事を受けられるようになります。スキルなしから始められる副業についてはスキルなしから始められる副業7選でも紹介しているので、あわせて読んでみてください。
低単価案件との付き合い方
クラウドソーシングを始めると、想像より報酬が低くて驚くかもしれません。とくに初心者が受けられる軽作業は単価が低めで、作業時間のわりに得られる金額が小さいこともあります。
大事なのは、低単価案件を「実績づくりと練習の期間」と割り切ることです。最初の数件は、お金よりも経験を買っているくらいの気持ちでよいと思います。ただし、いつまでも低単価のままでは消耗してしまいます。実績がたまってきたら、少しずつ単価の高い案件にも応募していきましょう。「低単価で経験を積む期間」と「単価を上げていく期間」を意識的に切り替えるのがコツです。
注意点(手数料・悪質案件の見分け方)
最後に、安心してクラウドソーシングを使うための注意点を2つお伝えします。
ひとつめは手数料です。多くのクラウドソーシングサイトでは、報酬から一定割合の手数料が引かれます。「報酬1万円の案件」と書いてあっても、手取りはそれより少なくなる点を覚えておきましょう。案件を選ぶときは、手取りでいくらになるかをイメージしておくと、後でがっかりしません。
ふたつめは悪質な案件への注意です。残念ながら、なかには利用者を不利な立場に追い込もうとする案件もあります。たとえば、サイトの仕組みを通さず外部で直接やりとりや支払いをしようと持ちかけてくるもの、報酬の条件があいまいなもの、最初に登録料や教材費の支払いを求めてくるものなどは要注意です。少しでも「おかしいな」と感じたら、その案件には応募しないことが大事です。やりとりや支払いは必ずサイトの仕組みの中で行いましょう。トラブルを防ぐ基本姿勢については副業を始める前に知っておきたいこともチェックしてみてください。
まとめ
クラウドソーシングで初収入を得るまでの流れを紹介しました。登録してプロフィールを作り、初心者向けの案件に応募し、ていねいに納品して報酬を受け取る。最初は実績ゼロで低単価の案件が中心になりますが、ひとつずつ確実にこなして良い評価を積み重ねれば、少しずつステップアップしていけます。
僕も最初の報酬はとても小さな金額でしたが、それでも「自分の作業がお金になった」という実感は大きな自信になりました。クラウドソーシングは、副業の第一歩を踏み出すのにぴったりの場所です。手数料や悪質案件への注意だけ忘れずに、まずは気軽に登録して、できそうな案件を探すところから始めてみてください。
